Features 診療の特徴
高い専門性と安全性が求められる近年の医療ではこのニーズに対応すべく専門診療科に細分化されています。当大学病院も同様ですが、その中で当科は、病状からは受診すべき専門診療科が明らかでない患者さん、多臓器にわたる疾患を持つ患者さんの、初期診療を安全かつ効率的に行います。よく病状をお伺いし、詳細な診察と検査を行い、様々な領域の病気の可能性を検討して診療を行います。時に重症の救急疾患が含まれていることもあり、各専門診療科との連携を大切にしながら診療にあたっています。
また、地元の医療機関との間に緊密な地域連携を形成するために、当科では地域連携の窓口として、紹介を受け付けるとともに、診断確定し治療方針が決定した場合など、医学部附属病院から地域医療機関への患者さんの流れが適切・円滑に行えるよう緊密な連絡を取りながら診療を行っています。
予防医療として、禁煙外来における禁煙を希望される方のサポートも行っております。
対応疾患・症状
- 発熱・不明熱
- 全身倦怠感・体重減少
- 浮腫
- 関節痛
- 失神
- 嘔吐・下痢・便秘・便の異常
- 腫瘤・しこり
- 頭痛・頭の異常感
- 胸痛・息切れ・動悸
- 腹痛
- 腰痛
- 四肢痛・冷感・しびれ
- めまい
- 咳・痰
- 検診結果異常・その他
2024年10月現在、外来診療のみとしております。入院は各診療科と協力しながら診療しております。通院中の患者さん、地域の医療関係の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
Achievements 診療実績
2024年度4月から9月までの外来新患患者のデータを示します。総数は78名で、増加傾向にあります。年齢は平均60.8歳ですが、10代から90代までと幅広い年齢層が受診されています。男女比はちょうど1:1でした。最終診断名からの内訳では、内科系がやや多くなりますが、非内科系の疾患の患者も来院されていることがわかります。主訴をみますと発熱が一番多く、関節痛、浮腫、全身倦怠感と続いています。
外来実績(2024年4月1日〜9月20日)
受診患者内訳
患者数 | 78名 | |
---|---|---|
年齢(Mean±SD) | 60.8±19.5歳 | |
性別 | 男性 | 39名 |
女性 | 39名 |
緊急 | 12名(15.4%) |
---|---|
不明熱 | 15名(19.2%) |
内科系 | 42名(53.8%) |
非内科系 | 36名(46.2%) |
内科系 42名(%)
非内科系 36名(%)
主訴の内訳(重複あり)
意識障害 | 1名 |
---|---|
疲労・全身倦怠感 | 7名 |
呼吸困難 | 2名 |
食欲不振 | 4名 |
体重減少・るいそう | 2名 |
体重増加・肥満 | 1名 |
浮腫 | 9名 |
リンパ節腫脹 | 1名 |
発疹 | 4名 |
発熱 | 18名 |
頭痛 | 4名 |
めまい | 5名 |
言語障害 | 1名 |
視力障害・視野狭窄 | 3名 |
---|---|
胸痛 | 1名 |
咳・痰 | 1名 |
咽頭痛 | 2名 |
嘔気・嘔吐 | 5名 |
腹痛 | 2名 |
便通異常 | 1名 |
背部痛 | 4名 |
関節痛 | 14名 |
歩行障害 | 3名 |
四肢のしびれ | 1名 |
気分の障害 | 4名 |
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